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P-1
VDKを用いた早期SW開発のためのオートモーティブ・エコシステム
Synopsys, Inc.
Solutions Group, Prototyping
Business Development Director Marc Serughetti
パワートレインやシャシー向け、ADASや情報系といった自動車向けアプリケーション全般において、システムとそれに含まれるソフトウェアは複雑化の一途をたどっています。自動車系Tier1やOEMの先駆者達は、シノプシスのVirtualizer Development Kit (VDK)を用いて、ソフトウェアの早期開発や仮想ECUさらにはVirtual HILSを用いた仮想故障検証を活発に行っています。この活動はシノプシスによる自動車サプライヤとのエコシステムによって可能となっています。本セッションでは、プロトタイピング(バーチャルおよびFPGA)の開発の傾向と、自動車系半導体とツールベンダとの間のエコシステムがいかにこの活動に寄与しているかご紹介します。
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11:40
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P-2
携帯機器、コンシューマ機器、自動車システムの早期アーキテクチャ解析を実現するバーチャル・プロトタイピング
Synopsys, Germany
Solutions Group
Technical Marketing Manager Dr. Tim Kogel
多くの電子製品市場において機能拡張の要求は増え続けており、次世代SoCは複雑化の一途をたどっています。SoCには複数のマルチコアCPUクラスタや専用のアクセラレータ、複雑なインターコネクト、様々なレベルのキャッシュが使われ、メモリー・サブシステムも複雑になってきています。しかし半面、要求に合う最適な構成を見つけるのが困難になっています。Platform Architect MCOは、既存アプリケーションから次世代アーキテクチャを検討するためのワークロード・モデルを生成することで、設計の早期にSoCアーキテクチャの解析を可能とします。本セッションでは、先端の携帯機器、コンシューマ機器、車載機器で、このアプローチを用いて、パワーを考慮しつつアンダー/オーバー・デザインのリスクを軽減するアーキテクチャをいかに決定しているかご紹介します。
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12:30
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L-2
ソフトウェア開発環境におけるプロトタイピング・デバッグ戦略
日本シノプシス合同会社
技術本部 プロトタイピング担当
アプリケーション・コンサルタント 大塚 藤男
今日のSoCにおいては、ハードウェアとソフトウェア設計の複雑化が進み、リアルタイムに近いパフォーマンス下でシステム全体のデザイン検証を実施し、早期ソフトウェア開発を進めていくことが重要となってきています。そのためプロトタイプ設計者は、要求されるパフォーマンスを満たしリアルタイム性を実現した上で、システムのソフトウェアを実行することができる環境を開発者へ提供することが求められています。また設計中に発生した問題が、ハードウェアのロジックに依存するものかソフトウェアのバグなのか明確に切り分けるための良い方法と、それをカバーする効果的な設計環境を検討しなければなりません。
本セッションではソフトウェアと融合したFPGAベースド・プロトタイピング・システム ProtoCompilerならびにHAPSを用いた、設計を成功へ導くデザイン構築およびデバッグ手法をご紹介します。
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13:20
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14:00
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P-3
MATLAB+HAPSを用いた無線システム向けハードウェア開発とその高速シミュレーション
九州工業大学 大学院
情報工学研究院 電子情報工学研究系
准教授 黒崎 正行 様
LSI開発を行う上で、シミュレーションとハードウェア設計は欠かせないものです。特にシミュレーションには、高位抽象レベルのシミュレーション、RTレベルのシミュレーション、FPGAレベルのシミュレーションなど様々なレベルがあり、結果として開発には多大な時間を要します。MATLAB®/Simulink®を使用したシミュレーションは、とても高機能でシミュレーション環境を迅速に構築ができる特徴があります。しかし、利便性ゆえにシミュレーション環境が複雑になり、結果が得られるまでの時間が長くなりつつあります。もし、結果が得られるまで100年かかるとしたら如何しますか?本発表では、MATLAB/SimulinkとFPGAの連携によって開発時間を短縮する設計手法を紹介するとともに、その事例として無線システムの題材をご紹介します。
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14:05
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P-4
仮想環境とFPGAプロトタイプの連携 ~プロジェクト適用から見えた本当のメリット
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
ソフト開発本部 ソフトウェア3統括技術部 第31技術部 SD52課
芝田 幸大 様
近年のソフトウェア開発規模の激増とTime-To-Marketの短縮要求により、仮想環境を用いたソフトウェアの先行開発が必須のアプローチとなっております。その反面、本格的な仮想環境構築の難易度は決して低くなく、工数・品質面など幾つかの課題が存在するのも事実です。また苦労して作成した仮想環境において、ソフトウェア開発の効率が上がらず、逆にソフトウェア開発者の工数が増えてしまうケースもあります。弊社では、その課題を解決すべくHybrid Prototypingを実際の開発プロジェクトに適用し成果を得る事ができました。
本セッションでは、そのノウハウと効果、および弊社のHybrid Prototypingの将来展開構想についてご説明します。
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14:50
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P-5
仮想環境における車載向け電気・電子アーキテクチャの開発と統合
General Motors 社
R&D部門
Model-Based Systems Thrust Area Leader Paolo Giusto 様
複雑化が進む車載向け電気・電子アーキテクチャの開発ならびに統合に関する傾向と市場の要求を考察し、それに対するGM社の戦略をご紹介します。仮想開発ツールにより、設計課題や複雑化にどのように対応できるかに焦点を当て、さらに開発プロセスや製品の品質向上を可能とする新しい自動車エコシステムの役割についてもご紹介します。
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15:30
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15:50
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Coffee Break - コーヒーブレイク
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15:50
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16:30
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P-6
自動車制御システム開発における仮想FMEA検証の適用事例
日立オートモティブシステムズ株式会社
技術開発本部
主管技師長 電子プラットフォーム技術統括 宮崎 義弘 様
クルマの電子制御化は、2020年代後半の自動運転も視野に入れつつ急速に進化し続けています。車載電子制御システムの安全性に対する要求も厳しく、2011年に発効の自動車用機能安全規格ISO26262では、安全性をいかに証明できるかも求められています。同規格では、故障(Fault)注入テストも要求され、仮想テスト環境の活用も推奨されています。当社では、テストカバレッジおよびテスト効率の向上を目的に、仮想ECU(Electronic Control Unit)を応用した車載制御システムテスト環境の導入を進め、ソフトウェアの回帰テストやシステムのFMEA(Fault Mode & Effect Analysis)検証に適用しています。本発表では、その最新適用事例をご紹介します。なお、仮想ECUのマイコンモデルにはVirtualizer、ECU回路モデルにはSaberRDを利用しています。
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16:35
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18:00
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P-7
パネルディスカッション ~Virtual Prototyping適用の考え方
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
ソフト開発本部 ソフトウェア2 統括技術部 第22技術部
部責任者 可児 守 様
コニカミノルタ株式会社
開発本部 電子技術ユニット開発センター コントローラPF開発部
澤柳 一美 様
株式会社ニコン
映像事業部 開発統括部 第二開発部 第三開発課
松本 矩尚 様
富士ゼロックス株式会社
コントローラ開発本部 コントローラプラットフォーム第五開発部
三角 晃 様
株式会社リコー
インテリジェントワークスタイル開発本部
ワークソリューション開発センター DS開発室2グループ
守田 直也 様
モデレータ:
日本シノプシス合同会社
技術本部 システムレベル・ソリューションズ
フィールド・アプリケーション・エンジニア
マネージャ 中野 淳二
このセッションでは類似点の多い製品を扱う各社の設計において、どのような考え方でVirtual Prototypingを適用し、どこにそのメリットを感じているかについて討論します。
最初に各社の適用事例についてご紹介し、その後、運用までに乗り越えなければならなかった課題や各社がメリットを出すためにフォーカスしているポイントについてパネル形式で討論します。
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