マシンビジョンやディープラーニングは、高度に統合されたSoCに組み込まれるようになり、車載ADAS、監視システム、拡張現実システムなどの量産アプリケーションへと展開されつつあります。量産用途でのエンベデッド・ビジョン・アプリケーション実現の大きな課題は、組み込み用途に対応できる十分な低消費電力・低コストで処理能力を提供するとともに、変化の激しい市場に対応できる十分な柔軟性を実現することにあります。
DesignWare ARC EVプロセッサは、エンベデッド・ビジョン向けに最適化された完全プログラマブル/コンフィギュラブルなIPコアで、低コスト・低消費電力なハードウェアと柔軟性のあるソフトウェア・ソリューションを組み合わせたものです。EVプロセッサは、オプションの高性能な畳込みニューラルネットワーク(CNN)エンジンを統合することにより、対象物の高速・高精度の検出と認識を実現します。
“当社が設定した性能、拡張性、回路規模の 要件を満たすことができたのは、シノプシス社 のDesignWare ARC EVプロセッサIPおよび ツールだけでした”
詳細はこちらEVプロセッサは、SoCに容易に統合できるように開発されており、あらゆるホスト・プロセッサと併用および並列実行できます。EVプロセッサはシノプシスのARC MetaWare Development Toolkit以外に、OpenCV、OpenVX™、OpenCL™ C、Caffeなどの既存および最新のエンベデッド・ビジョンおよびニューラルネットワーク規格に準拠した包括的なソフトウェア・プログラミング環境でもサポートされているため、アプリケーション・ソフトウェアの開発スピードを高めることができます。
シノプシスでは、DesignWareEV7xプロセッサの機能を強化するための以下のようなさまざまなオプションを用意しています。
# ビジョン・プロセッシング・コア |
1, 2, or 4 |
1, 2, or 4 |
DNNアクセラレータ・オプション (880, 1760, 3520 MACs) |
✓ |
✓ |
浮動小数点ユニット(FPU)オプション |
✓ |
✓ |
リアルタイム・トレース(RTT) オプション |
✓ |
✓ |
機能安全 |
Integrated |
Demo: Low-Power Machine Learning Inference with ARC EM9D Processor IP
Demo: Inuitive NU4000 SoC with ARC EV Processor Running SLAM and CNN
Demo: Combining SLAM and Object Detection with ARC EV Processor IP
Embedded Vision Seminar Videos
Hardware Security Verification Using Tortuga Logic Radix-S Software at ARC Summit 2019