White Papers

USB Type-Cの実装に関する3つの課題とその対処

USB Type-CをSoCに組み込むにあたって設計者が直面するのは、デザイン分割の問題です。ハードウェア設計に当たっては、アナログ回路および高電圧/大電流スイッチに関する要求事項を満たせるように、SoCとシステム・デザインを分割する必要があります。また、メイン・プロセッサ、内部マイクロコントローラ、電源管理IC内のマイクロコントローラ、外部の専用USBType-Cチップのいずれかで実行できるように、USB Type-C管理ソフトウェアを分割する必要もあります。本稿では、USB Type-Cを組み込んだSoC設計者の皆様に、これらの設計課題の詳細と解決方法をご説明します。
Morten Christiansen, Technical Marketing Manager, USB, Synopsys

より豊かなマルチメディア体験をもたらすHDMI 2.0

HDMI 搭載機器の累計出荷台数はすでに世界中で30億台を超え、デジタル・ホーム/ モバイル・マルチメディア機器の事実上の標準インターフェイスとなっています。HDMI 2.0 はコンシューマに究極のホームシアター体験を提供するだけでなく、産業用途やオフィス、ゲームなど多くのアプリケーションでの採用を促す新しい機能が数多く追加されており、システムオンチップ(SoC)設計者はこれらの機能を十分に理解しておく必要があります。本稿では、HDMI 1.3や1.4の仕様との比較も含めて、HDMI 2.0仕様の特長についてご説明します。また、HDMI 2.0がどのようにして、帯域幅が10.2Gbpsから18Gbpsへと2倍近く拡大し、フレーム・レート60Hzの4Kビデオ・フォーマットをサポートするなど、デジタル・テレビでHDを超えた「Ultra HD」の映像体験を実現しているのかご説明します。また、CEC 2.0、21:9フレーム・フォーマット、デュアル表示機能、HDCP 2.2によるデジタル著作権管理機能などの最新機能についてもご説明します。最後に、このHDMI 2.0が新しいマーケットとアプリケーションにもたらすインパクトについても考察します。
Synopsys Inc. プロダクト・マーケティング・マネージャー  Manmeet Walia, 同 R&Dマネージャー Luis Laranjeira 

 

USB 3.1:発展と革新

先ごろ開催されたUSB-IFの開発者向けイベントで、新しいUSB 3.1の仕様が紹介されました。USB 3.1は、一見すると転送速度を10Gに引き上げただけの発展的な規格という印象がありますが、実際には発展的な変更点と革新的な変更点の両方が数多く盛り込まれています。本稿では、これらの変更点について詳しく見ていきます。USB 3.1は、2008年11月のUSB 3.0規格で定義された5Gbpsのシグナリング・レートに加え、新たに10Gbpsのシグナリング・レートを導入しています。
Synopsys Inc. USB IP テクニカル・マーケティング・マネージャー  Morten Christiansen, 同 USB IP プロダクト・マーケティング・マネージャー Eric Huang 

 

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