BandSOLVE 製品概要

BandSOLVE™ PWEは、あらゆるフォトニック結晶(PC)デバイスのフォトニックバンド構造のモデリングと計算を自動化・簡略化する設計ツールです。BandSOLVEは、平面波展開法(PWE)を用いてバンド計算を行うとともに、さらなる解析のために電磁場やその他の重要な数値をグラフィカルに表示する機能を備えています。

空気孔における2D六角格子のバンド構造

メリット

PWEおよびFDTD(FullWAVEユーザーのみ)による、さまざまな種類のPBGデバイス、材料に対する幅広いシミュレーションおよび解析機能
レイアウトの階層化やアレイレイアウトユーティリティにより、標準およびカスタムのPBG構造を容易に作成可能
豊富なアプリケーション事例
RSoft CAD環境と完全に統合可能

アプリケーション

BandSOLVEは、デバイス製造前に新たなフォトニック結晶バンド構造の最適化や、既存のコンポーネントの性能決定に使用することができます。以下のような幅広いPC部品に適用することができます。

2D、3DのPCスラブおよび導波路
2D、3Dのキャビティ構造
PCファイバやフォトニックバンドギャップ導波路と従来の光導波路
非厳密周期構造における欠陥モード
金属構造および異方性構造

特徴

1D、2D、3DのPBGデバイスのバンドギャップを計算可能で、非常に効率的且つロバストなPWEアルゴリズム
反転対称性、モードシーディング、 3Dパリティ変換などのより効率的で高速なバンド計算のためのシミュレーション機能
金属や非線形など、PWEが適用できない場合のためのFDTD解析(FullWAVEユーザーのみご利用いただけます)
様々なデータやグラフを計算するための、強力で充実したポスト処理ツールBandSOLVEの解析機能は以下の通り
- バンドギャップ、バンドマップ、ギャップマップ
- Blochモードやキャビティモードを含むモード計算
- 有効屈折率、群屈折率、群速度、分散など幅広い評価
- ブリルアンゾーン解析のための等周波数プロット
- PCスラブアプリケーションのためのライトコーンフィルタ
- 材料分散を考慮した固定周波数解析