Optical and Photonic Solutions Blog~日本語版~

公開日:2023年11月1日

LightTools 2023.03で導入された多くの新機能の1つは、同じ形状を保持したまま、レンズ表面をあるタイプから別のタイプに変換する強力な機能です。この変換は、LightToolsのネイティブな光学サーフェス形状だけでなく、他のCADソフトウェアからインポートした形状でも機能します。つまり、3Dジオメトリをインポートして、例えば自由曲面、ゼルニケ、Qタイプサーフェスなどのネイティブレンズ形状に変換することができます。変換後は、LightToolsの他のネイティブサーフェスシェイプと同じように形状を調整できます。この変換により、最適化の一部として光学システム設計を改善するためにサーフェス形状を使用することが可能になり、変換されたサーフェスを調整することで公差解析をより簡単に実行できるようになります。

レンズ表面形状の変換は簡単で、変換したいサーフェスを選択し、修正 > レンズメニューでレンズ面に変換を選択するだけです(下図)。

Convert to Lens Surfaces in LightTools | Synopsys

実行すると、LightToolsは、サーフェスのコピーを作成し、LightTools 自由曲面形状にフィットさせます。

LightTools Freeform Conversion | Synopsys

自由曲面形状は変換のデフォルトタイプですが、種類オプションをクリックしてリストから別の種類を選択するだけで、LightToolsで利用可能な別のネイティブ形状に変更できます。LightToolsは自動的にフィッティングを実行し、新しい種類が許す限り元のサーフェス形状を維持する係数を見つけます。

LightTools XY Polynomial Conversion | Synopsys

ジオメトリックパーツはネイティブのパラメトリックエンティティになるため、LightToolsで作成した他のエンティティ同様に調整できます。

(ヒント:種類をスーパーフリーフォームに変更し、複合ジオメトリを追加して、元の面形状からのサーフェスの変形を評価します!)

 

本機能の詳細情報については、本ページの関連情報に掲載のLightTools Surface Conversionの動画をご確認ください。

ここではサーフェス変換に焦点を当てましたが、これはLightTools 2023.03で強化された多くのジオメトリの1つです。その他の強化点は以下の通りです。

  • 進化したコーニック面
  • NURBSで定義された自由曲面
  • より現実的なレンズ開口とホール(穴)の制御

LightTools 2023.03には、多機能な断面機能表示機能、コヒーレントおよび偏光システムのシミュレーション機能強化なども含まれています。詳細は、関連情報に掲載の過去のブログ記事をご覧ください。

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