ハードウェアとソフトウェアの平行開発を実現し、開発期間を数ヶ月単位で短縮するZeBu Server
2017年5月30日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、エミュレーション・システム ZeBu® Serverが、コニカミノルタ株式会社(以下、コニカミノルタ)の社内標準ハードウェア・ベース開発プラットフォームとして採用/配備されていることを発表した。同社の多機能プリンター(MFP)向けSoCのハードウェア検証ならびに早期ソフトウェア開発に活用されている。同社のハードウェア設計部門では、ZeBuが提供する業界最高の性能と拡張性を活用して、ブロック、チップ、マルチチップ・デザインの検証を実行している。また、ZeBuのマルチMHzランタイム性能により、同社のソフトウェア開発部門では、実チップ完成の数ヶ月前の段階からソフトウェア開発に着手可能となった。
コニカミノルタ株式会社 IoTサービスPF開発統括部 アーキテクチャ開発部 課長代理 河邊恭氏は、次のように語っている。「当社の最先端SoCではソフトウェアの比重が爆発的に高まっており、SoCの論理検証と早期ソフトウェア開発の両方を可能にするエミュレーション・ソリューションが必要でした。シノプシス社のZeBu Serverは、当社のハードウェア設計者が必要としている検証/デバッグ機能を提供してくれるだけでなく、ソフトウェア開発に求められる数MHz級の実行性能も提供してくれるため、製品の市場投入時期を早めることができます。ZeBuは今や、当社のすべてのSoC開発にとって無くてはならないツールとなっています」
ZeBu Serverは、業界で最も高速で拡張性の高いエミュレーション・システムであり、複雑なSoCの検証期間を短縮し、早期ソフトウェア開発を可能にする。消費電力や設置面積も少なくてすみ、システム拡張も容易であるため、開発プロジェクトに合わせてあらゆる規模のエミュレーション・ファームを構築/活用することができる。
シノプシス ベリフィケーション・グループ 主席上級副社長兼ジェネラルマネージャー Manoj Gandhiは、次のように述べている。「SoCのハードウェア設計/ソフトウェア開発の現場では、厳しい製品リリース・スケジュールを達成するため、より大規模でより高速なエミュレーション・システムが必要とされています。当社は、こうした要請に応えるため、先進のSoC開発チームと協業を重ねています。これにより、ZeBu Serverは業界最速性能を実現し、業界で最も成長率の高いエミュレーション・システムとなっているのです」
シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。
詳細な情報はhttps://www.synopsys.com/ja-jp より入手可能。
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