概要
2020年10月20日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、TSMC社より、その優れた次世代SoC設計ソリューションならびに3D IC設計ソリューションを評価され、4つの“2020 OIP Partner of the Year”アワードを授与されたことを発表した。授与対象は、シノプシスの高品質なインターフェイスIP、3nmデザイン・インフラストラクチャの共同開発、3D IC設計ソリューション、クラウド・ベースの拡張性の高いタイミング・サインオフ・ソリューションの4つである。
シノプシスとTSMC社は、過去20年以上に渡って協業を重ねてきた。その成果は、TSMC社のN3プロセスで最適な性能/消費電力/面積(PPA)を実現するFinFETテクノロジの実用化をはじめとする各種の技術革新に結実している。シノプシスがTSMC社からIPならびにEDA分野で表彰を受けるのは、今回で10年連続となる。
TSMC社 デザイン・インフラストラクチャ・マネージメント シニア・ディレクター Suk Lee氏は、次のように語っている。「半導体チップ設計に大きな技術革新をもたらした協業成果を評価し、シノプシス社のIPならびにEDAソリューションに対して複数の2020 OIP Partner of the Yearアワードを授与できることを喜ばしく思っています。当社の最新プロセス・テクノロジで認証済みの設計ソリューションでお客様各社のニーズにお応えし、車載システム/モバイル/高性能コンピューティング/AI/5Gなどのアプリケーション向けチップでPPAを最適化できる設計プラットフォームの開発を進めていく上で、今後もシノプシスと協業していくことを楽しみにしています」
両社は長年にわたる協業の中の過去1年間のコラボレーションを通じて、両社共通のお客様に目覚ましい成果を提供した。授与対象は以下のとおりである。
シノプシス デザイン・グループ システム・ソリューションならびにエコシステム担当上級副社長 Charles Matarは次のように述べている。「20年以上の長きにわたって、当社とTSMC社は、シリコン・イノベーションを加速し、顧客企業の開発期間目標達成を支援するための協業を重ねてまいりました。両社の緊密で深い技術協力は、3D IC設計ソリューション、3nm設計ソリューション、DesignWareインターフェイスIP、開発続行中のTSMC Open Innovation Platform® Virtual Design Environment(OIP VDE)クラウド・ソリューションに結実しています。こうした革新的なソリューションにより、両社共通のお客様各社は、TSMC社の最先端プロセス・テクノロジを活用しつつシノプシスの実績豊富な設計プラットフォームならびにIP群がもたらすメリットを最大限活用可能となっています」
シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。
詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。
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