概要
2013年9月23日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - 半導体やエレクトロニクス・システムのイノベーションを加速させる開発用ソフトウェア、IP、技術サービスの世界的リーダーであるシノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、TSMC 16nm FinFETリファレンス・フローを構成する包括的なインプリメンテーション・ソリューションの提供開始を発表した。両社が共同開発したリファレンス・フローに含まれるツール群は、TSMC 16nm FinFETプロセスDesign Rule Manual(DRM)とSPICE のV0.5に対応しており、今後V1.0対応に向けて協業を継続する。両社の協業は、シノプシスのGalaxyデザイン・プラットフォームが提供するデバイス・モデリング、寄生抽出、配置配線、カスタムデザイン、スタティックタイミング解析(STA)、回路シミュレーション、レール解析、フィジカル検証、トランジスタ検証などのテクノロジを網羅している。SoC設計者は、FinFETベース・デザインのインプリメントに向けて、シリコン実証済みのソリューションを使用できるようになった。TSMC 16nmプロセスの早期適用企業は、リファレンス・フローの活用により、FinFETがもたらすメリットを実現し、より高性能で低消費電力なデザインを実現できる。
TSMC社 デザイン・インフラ・マーケティング・シニアディレクタ Suk Lee氏は次のように語っている。「当社は、16nm FinFETプロセス・テクノロジに対応した革新的メソドロジとツール統合に向けて協業を重ねてまいりました。両社の長年にわたる協業は、インプリメンテーション・フローを網羅しており、これによって早期適用企業各社様は当社の最先端プロセスの活用とFinFETテクノロジ・ベース・デザインの開発を早めることができるようになります」
この包括的なインプリメンテーション・ソリューションにより、TSMC 16nmリファレンス・フローを活用する設計者は、チップの性能、消費電力、面積、製造容易性の面でのアドバンテージをフル活用できるようになる。 TSMC 16nmリファレンス・フローを構成するGalaxyデザイン・プラットフォームのツールならびにメソドロジは以下のとおりである。
シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、グローバル・エレクトロニクス・マーケットでテクノロジ・イノベーションを展開している。そのソフトウェア製品、IP、技術サービスは、エンジニアが直面する設計/検証/システム開発/製造の課題の解決を支援しており、シノプシスは電子設計自動化(EDA)ならびに設計資産(IP)のリーディング・カンパニーとなっている。1986年の創業以来、世界中のエンジニアがシノプシスのテクノロジを使用して、何十億もの半導体やシステム機器を設計開発している。詳細な情報は、http://www.synopsys.co.jpより入手可能。
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