CAN 2.0/FD/TT、LIN、FlexRay、Ethernet AVBのSystemVerilog記述の検証用IP を テストスイート・ソースコードとともに提供
2016年4月5日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 – シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、車載システムの検証支援のため、CAN 2.0/FD/TT(ISO 16845準拠)、LIN、FlexRayTM、Ethernet AVB(Audio Video Bridging)の検証用IP(VC VIP)の提供開始を発表した。これらのVIP は、各種の車載規格への準拠性検証を支援するため、テストスイートならびに、仕様書のどの部分がシミュレーションされたかをリンク表示するテクノロジとともに提供される。自動車への最先端エレクトロニクスの搭載が求められる中、シノプシスのVIP を活用することにより、安全/安心/スマートなコネクテッド・カーを可能にする次世代エレクトロニクス・システムの開発が容易になる。
SoC 開発者は、VC VIP を用いて、次世代の車載向けチップを効率よく検証し、迅速にシステム統合し、性能を最適化することができる。仕様準拠性検証に必要なテストスイートがソースコードで提供され、仕様書のどの部分がシミュレーションされたかをリンク表示する機能も持っているため、仕様準拠/品質/開発期間の厳守が求められる車載システム向けデザインの検証にかかる期間を短縮することができる。またVC VIP は、シノプシスのデバッグ・ソリューションVerdi® Protocol Analyzer ともネイティブ統合されており、先進のデバッグ・ポートを搭載している。また、エラーインジェクション機能、組込みのプロトコル・チェッカー、同じく組込みのカバレッジ解析ならびに検証プランニング機能も提供している。
シノプシス ベリフィケーション・グループ VIP R&D ならびにコーポレート・アプリケーション担当ディレクター Vikas Gautam は、次のように述べている。「当社は、各種プロトコルの開発/標準化の進展に合わせて、車載分野のVIP 製品群を拡充し続けています。CAN 2.0/FD/TT、LIN、FlexRay、Ethernet AVB のVIP により、お客様各社では、車載向けSoC の最先端検証機能をご活用いただけます」
提供開始時期ならびに参考情報
CAN 2.0/FD/TT、LIN、FlexRay、Ethernet AVB のVIP は、単独製品ならびにシノプシスVIP ライブラリの一部として既に提供を開始している。 併せて、DesignWare® automotive-grade IP ならびにバーチャル・プロトタイピング・ソリューション も提供している。
シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第16 位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、 http://www.synopsys.com/japan より入手可能。
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